SUPER GT 2024 Rd.4(Fuji) Digest

<チャプター>
0:00 予選日
0:34 公式予選スタート
3:00 決勝日
3:46 決勝レーススタート

2024年SUPER GTシリーズ第4戦が富士スピードウェイで開催され、4台のNissan Z NISMO GT500が真夏の350kmレースに挑みました。酷暑のなか、激しいポジション争いの末、順位を上げた#12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が5位入賞を果たし、Nissan Z NISMO GT500勢は4台全車が完走しました。また、GT300クラスでは、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが3位表彰台を獲得しました。

【GT500】
日産/NISMO陣営にとって富士スピードウェイは、第2戦で1-2フィニッシュを決めた良い印象のコースであり、シーズン2勝目を目指して第4戦に挑みました。前戦までの結果により#3 Niterra MOTUL Z(高星 明誠 / 三宅 淳詞)には60kg、#23 MOTUL AUTECH Z(千代 勝正 / ロニー・クインタレッリ)は46kg、#12 MARELLI IMPUL Zは26kg、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田 次生 / 名取 鉄平)は4kgのサクセスウェイトが搭載されました。なお、規定によりサクセスウェイトが50kgを超えた場合、燃料流量リストリクターを一段階絞り、ウェイトは17kg減らすことができるため#3 Zの搭載ウェイトは43kgとなっています。

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#12 Zが6番手、#24 Zが7番手グリッドを獲得

予選
8月3日、真夏の日差しとなり気温33度、路面温度55度のコンディションのもと、午後3時3分からGT500クラス予選Q1がスタートしました。
僅差のなか#12 Zの平峰が1分28秒316で4番手、#24 Zの松田が8番手、#23 Zクインタレッリが11番手、#3 Zの高星が13番手でQ1を終えました。日産/NISMO陣営はこれまで同様Q1でのタイヤの消耗を抑える作戦を採りましたが、#23 Zは午前中の公式練習中にマイナートラブルが発生し十分な走行ができず、#3 Zはサクセスウェイトによる影響が大きく、思うようにタイムの伸びない予選となってしまいました。

午後3時59分からスタートしたQ2では、#24 Zの名取が1分28秒612とQ2の5番手タイムをマーク。#12 Zのバゲットは8番手、#3 Zの三宅はQ1のタイムを上まわり9番手、#23 Zの千代は11番手にとどまります。Q1とQ2のベストタイム合算による予選順位は#12 Zが6番手、#24 Zが7番手となり、#23 Zが11番手、#3 Zが12番手から決勝での巻き返しを狙い、翌日の350kmレースに挑みました。

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6番手スタートの#12 MARELLI IMPUL Zが5位入賞

決勝
8月4日の決勝日も猛暑が続き、スタート時の午後2時30分、気温35度、路面温度56度の過酷な状況のもと、2周のフォーメーションラップが開始されました。好スタートを見せた#12 Zのバゲットはポジションをひとつ上げて5番手となります。7番手スタートの#24 松田、#23 Zクインタレッリはひとつ順位を落とし8番手、12番手。#3 Zの三宅は後続に先行され15番手で1周目を終えました。各車非常に接近した争いとなりますが、順位としては膠着状態でレース序盤は進み、13周目に激しいポジション争いのなか#12 Zは第1コーナーから第2コーナーにかけて後続に先行を許し、6番手にポジションを落としました。接近した争いを続けていた#23 Zは18周目と20周目に後続にパスされ14番手となっています。

レース中盤、勝負どころとなるピットインのタイミングを迎え、29周を終えてGT500クラスで最初に#3 Zがピットインしました。31周を終えて#24 Zが、32周を終えて#23 Zが、35周を終えて#12 Zがピットイン。GT500クラスの全車がピットインを終えた41周目の順位は、#12 Z平峰が7番手、#24 Z名取が8番手、#3 Z高星が12番手、#23 Z千代が14番手となり、レースは後半戦となりました。

それぞれ接近したポジション争いが展開されましたが、オーバーテイクはなかなか難しいまま周回を重ねます。#12 Zは49周目に前車をパスして6番手に浮上。その後も前との差を徐々に詰め、レース終盤の68周目に第1コーナーでオーバーテイクを決めて5番手にポジションを上げました。入賞圏内を走行していた#24 Zは、レース終盤の62周目にタイヤのトラブルで予定外のピットインを喫し、順位を大きく落としました。また、トラブルもなく安定した走行を続けた#23 Zと#3 Zですが、順位を押し上げることはできず、77周のレースを走り切りました。レース後半に追い上げを見せた#12 Zは5位となり、連続入賞。#3 Zが12位、#23 Zが13位、#24 Zが14位で完走を果たしています。

日産/NISMO陣営にとって課題が見えたレースとなりましたが、4戦を走り切ったことで得たデータを基に後半戦に向けて準備を進め、Nissan Z NISMO GT500の今季2勝目、そしてタイトル奪取を目指して第5戦鈴鹿に挑みます。

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【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。予選6番手からスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が3位でフィニッシュ、今季2度目となる表彰台を獲得しました。#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)は10位に入賞し#11 Zとして初のポイント獲得を果たしました。

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次戦、鈴鹿サーキットでも応援よろしくお願いします!

SUPER GT 2024 Round 4 Digest at Fuji International Speedway.

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<チャプター>
0:00 予選日
0:34 公式予選スタート
3:00 決勝日
3:46 決勝レーススタート

2024年SUPER GTシリーズ第4戦が富士スピードウェイで開催され、4台のNissan Z NISMO GT500が真夏の350kmレースに挑みました。酷暑のなか、激しいポジション争いの末、順位を上げた#12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が5位入賞を果たし、Nissan Z NISMO GT500勢は4台全車が完走しました。また、GT300クラスでは、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが3位表彰台を獲得しました。

【GT500】
日産/NISMO陣営にとって富士スピードウェイは、第2戦で1-2フィニッシュを決めた良い印象のコースであり、シーズン2勝目を目指して第4戦に挑みました。前戦までの結果により#3 Niterra MOTUL Z(高星 明誠 / 三宅 淳詞)には60kg、#23 MOTUL AUTECH Z(千代 勝正 / ロニー・クインタレッリ)は46kg、#12 MARELLI IMPUL Zは26kg、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田 次生 / 名取 鉄平)は4kgのサクセスウェイトが搭載されました。なお、規定によりサクセスウェイトが50kgを超えた場合、燃料流量リストリクターを一段階絞り、ウェイトは17kg減らすことができるため#3 Zの搭載ウェイトは43kgとなっています。

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#12 Zが6番手、#24 Zが7番手グリッドを獲得

予選
8月3日、真夏の日差しとなり気温33度、路面温度55度のコンディションのもと、午後3時3分からGT500クラス予選Q1がスタートしました。
僅差のなか#12 Zの平峰が1分28秒316で4番手、#24 Zの松田が8番手、#23 Zクインタレッリが11番手、#3 Zの高星が13番手でQ1を終えました。日産/NISMO陣営はこれまで同様Q1でのタイヤの消耗を抑える作戦を採りましたが、#23 Zは午前中の公式練習中にマイナートラブルが発生し十分な走行ができず、#3 Zはサクセスウェイトによる影響が大きく、思うようにタイムの伸びない予選となってしまいました。

午後3時59分からスタートしたQ2では、#24 Zの名取が1分28秒612とQ2の5番手タイムをマーク。#12 Zのバゲットは8番手、#3 Zの三宅はQ1のタイムを上まわり9番手、#23 Zの千代は11番手にとどまります。Q1とQ2のベストタイム合算による予選順位は#12 Zが6番手、#24 Zが7番手となり、#23 Zが11番手、#3 Zが12番手から決勝での巻き返しを狙い、翌日の350kmレースに挑みました。

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6番手スタートの#12 MARELLI IMPUL Zが5位入賞

決勝
8月4日の決勝日も猛暑が続き、スタート時の午後2時30分、気温35度、路面温度56度の過酷な状況のもと、2周のフォーメーションラップが開始されました。好スタートを見せた#12 Zのバゲットはポジションをひとつ上げて5番手となります。7番手スタートの#24 松田、#23 Zクインタレッリはひとつ順位を落とし8番手、12番手。#3 Zの三宅は後続に先行され15番手で1周目を終えました。各車非常に接近した争いとなりますが、順位としては膠着状態でレース序盤は進み、13周目に激しいポジション争いのなか#12 Zは第1コーナーから第2コーナーにかけて後続に先行を許し、6番手にポジションを落としました。接近した争いを続けていた#23 Zは18周目と20周目に後続にパスされ14番手となっています。

レース中盤、勝負どころとなるピットインのタイミングを迎え、29周を終えてGT500クラスで最初に#3 Zがピットインしました。31周を終えて#24 Zが、32周を終えて#23 Zが、35周を終えて#12 Zがピットイン。GT500クラスの全車がピットインを終えた41周目の順位は、#12 Z平峰が7番手、#24 Z名取が8番手、#3 Z高星が12番手、#23 Z千代が14番手となり、レースは後半戦となりました。

それぞれ接近したポジション争いが展開されましたが、オーバーテイクはなかなか難しいまま周回を重ねます。#12 Zは49周目に前車をパスして6番手に浮上。その後も前との差を徐々に詰め、レース終盤の68周目に第1コーナーでオーバーテイクを決めて5番手にポジションを上げました。入賞圏内を走行していた#24 Zは、レース終盤の62周目にタイヤのトラブルで予定外のピットインを喫し、順位を大きく落としました。また、トラブルもなく安定した走行を続けた#23 Zと#3 Zですが、順位を押し上げることはできず、77周のレースを走り切りました。レース後半に追い上げを見せた#12 Zは5位となり、連続入賞。#3 Zが12位、#23 Zが13位、#24 Zが14位で完走を果たしています。

日産/NISMO陣営にとって課題が見えたレースとなりましたが、4戦を走り切ったことで得たデータを基に後半戦に向けて準備を進め、Nissan Z NISMO GT500の今季2勝目、そしてタイトル奪取を目指して第5戦鈴鹿に挑みます。

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【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。予選6番手からスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が3位でフィニッシュ、今季2度目となる表彰台を獲得しました。#11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)は10位に入賞し#11 Zとして初のポイント獲得を果たしました。

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次戦、鈴鹿サーキットでも応援よろしくお願いします!

SUPER GT 2024 Round 4 Digest at Fuji International Speedway.

TK

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