WEC 2024 Rd.3 スパ・フランコルシャン6時間レース ハイライト動画 | TOYOTA GAZOO Racing
TOYOTA GAZOO Racing、GR010 HYBRIDは2台共に大乱戦の中、粘り強く追い上げ6位、7位フィニッシュ
5月11日(土)、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われました。2度の大きなアクシデントと、長い赤旗中断により通算8時間にわたる大乱戦となる中、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)2台のGR010 HYBRIDは、共にペナルティを科され大きく順位を下げながらも追い上げ、8号車が6位、7号車が7位でフィニッシュし、チャンピオン争いにおいて貴重なポイント獲得を果たしました。
ル・マン24時間レースの前哨戦となった今大会、チームは他車との接触やペナルティ、そしてパフォーマンス不足と戦いながらも、TGRの2台はWECのチャンピオン防衛のために重要なポイントを獲得しました。
ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車が6位、前戦イモラウィナーの小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリースのGR010 HYBRID 7号車は7位フィニッシュとなりました。
この結果、TGRのスパにおける連勝記録は7で途絶えることとなりましたが、2台揃っての入賞、そのポイント獲得によって、TGRはマニュファクチャラーズ選手権で首位のポルシェに23ポイント差の2位でル・マン24時間へと臨むことになります。
好天で暖かな気候となったこの日、記録的な88,100人の観客が見守る中、現地時間午後1時に19台のハイパーカーによる戦いの幕が切られ、その後の乱戦を予感させるような、1周目から激しいポジション争いが繰り広げられました。
6番手スタートの8号車ブエミは、1コーナーで他車と接触し9位へと後退。また、8号車はフォーメーションラップ中の使用エネルギー量の上限を超過したとして5秒ストップのペナルティを科されてしまい、最後尾へとポジションダウン。コンウェイの7号車は14番手スタートから1周目に12位へと順位を上げると、トップ10入りを狙ったバトルを繰り広げました。
2台共に最初のピットストップは給油のみとし、ライバル勢よりピット作業を短くしたことで8位に上がった7号車のコンウェイでしたが、新品タイヤに交換したライバル勢からの追い上げを受け、10位に後退。その後、1時間半を経過したところで、セーフティカーが出されたタイミングを活かし2台共にピットへ向かい新品タイヤへと交換しました。
長いセーフティカー走行の後、デ・フリースに交代した7号車は9位、平川へと交代した8号車は11位を走行。上位勢との差を縮めていきましたが、7号車はバーチャルセーフティカーの時の速度違反によりドライブスルーペナルティを科され、7号車は15位へと順位を落とすこととなってしまいました。
レース後半に入ると、デ・フリースと平川が猛烈な追い上げを見せ、4時間が経過する頃には4台による7位争いを展開。デ・フリースが平川をパスした直後、コース上の別の場所で大きなクラッシュが発生し、このアクシデントにより破損したコース脇のバリア修復のために、レースは2時間近くにわたって赤旗中断となりました。
レースは残り1時間44分で再開され、数周のセーフティカー走行の後、グリーンになったと同時に各車ピットへ。7号車は小林、8号車はハートレーへとドライバー交代を行いました。この直後、7号車は一時3位を走行するも、ペースで勝るフェラーリ50号車にかわされ4位へと後退しましたが、表彰台を目指しプレッシャーをかけ続けました。8号車のハートレーは6位争いを展開。
レース最後の30分、7号車の小林はさらにフェラーリ51号車とポルシェ99号車にも先行を許し、また、周回遅れのGT3車両との接触で5秒加算のペナルティも科されることに。最後は7号車が8号車の2秒ほど前でチェッカーを受けましたが、このペナルティにより、最終結果は8号車が6位、7号車が7位となりました。
スパでのレースを終え、チームはすぐにWECシーズンのハイライトであるル・マン24時間レースへ集中していきます。2024年シーズン仕様のGR010 HYBRIDは6月9日(日)の公式テストデーで初めてサルト・サーキットの走行に臨みます。ル・マン24時間の決勝は6月15日(土)から16日(日)にかけて行われます
TOYOTA GAZOO Racing、GR010 HYBRIDは2台共に大乱戦の中、粘り強く追い上げ6位、7位フィニッシュ
5月11日(土)、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われました。2度の大きなアクシデントと、長い赤旗中断により通算8時間にわたる大乱戦となる中、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)2台のGR010 HYBRIDは、共にペナルティを科され大きく順位を下げながらも追い上げ、8号車が6位、7号車が7位でフィニッシュし、チャンピオン争いにおいて貴重なポイント獲得を果たしました。
ル・マン24時間レースの前哨戦となった今大会、チームは他車との接触やペナルティ、そしてパフォーマンス不足と戦いながらも、TGRの2台はWECのチャンピオン防衛のために重要なポイントを獲得しました。
ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車が6位、前戦イモラウィナーの小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリースのGR010 HYBRID 7号車は7位フィニッシュとなりました。
この結果、TGRのスパにおける連勝記録は7で途絶えることとなりましたが、2台揃っての入賞、そのポイント獲得によって、TGRはマニュファクチャラーズ選手権で首位のポルシェに23ポイント差の2位でル・マン24時間へと臨むことになります。
好天で暖かな気候となったこの日、記録的な88,100人の観客が見守る中、現地時間午後1時に19台のハイパーカーによる戦いの幕が切られ、その後の乱戦を予感させるような、1周目から激しいポジション争いが繰り広げられました。
6番手スタートの8号車ブエミは、1コーナーで他車と接触し9位へと後退。また、8号車はフォーメーションラップ中の使用エネルギー量の上限を超過したとして5秒ストップのペナルティを科されてしまい、最後尾へとポジションダウン。コンウェイの7号車は14番手スタートから1周目に12位へと順位を上げると、トップ10入りを狙ったバトルを繰り広げました。
2台共に最初のピットストップは給油のみとし、ライバル勢よりピット作業を短くしたことで8位に上がった7号車のコンウェイでしたが、新品タイヤに交換したライバル勢からの追い上げを受け、10位に後退。その後、1時間半を経過したところで、セーフティカーが出されたタイミングを活かし2台共にピットへ向かい新品タイヤへと交換しました。
長いセーフティカー走行の後、デ・フリースに交代した7号車は9位、平川へと交代した8号車は11位を走行。上位勢との差を縮めていきましたが、7号車はバーチャルセーフティカーの時の速度違反によりドライブスルーペナルティを科され、7号車は15位へと順位を落とすこととなってしまいました。
レース後半に入ると、デ・フリースと平川が猛烈な追い上げを見せ、4時間が経過する頃には4台による7位争いを展開。デ・フリースが平川をパスした直後、コース上の別の場所で大きなクラッシュが発生し、このアクシデントにより破損したコース脇のバリア修復のために、レースは2時間近くにわたって赤旗中断となりました。
レースは残り1時間44分で再開され、数周のセーフティカー走行の後、グリーンになったと同時に各車ピットへ。7号車は小林、8号車はハートレーへとドライバー交代を行いました。この直後、7号車は一時3位を走行するも、ペースで勝るフェラーリ50号車にかわされ4位へと後退しましたが、表彰台を目指しプレッシャーをかけ続けました。8号車のハートレーは6位争いを展開。
レース最後の30分、7号車の小林はさらにフェラーリ51号車とポルシェ99号車にも先行を許し、また、周回遅れのGT3車両との接触で5秒加算のペナルティも科されることに。最後は7号車が8号車の2秒ほど前でチェッカーを受けましたが、このペナルティにより、最終結果は8号車が6位、7号車が7位となりました。
スパでのレースを終え、チームはすぐにWECシーズンのハイライトであるル・マン24時間レースへ集中していきます。2024年シーズン仕様のGR010 HYBRIDは6月9日(日)の公式テストデーで初めてサルト・サーキットの走行に臨みます。ル・マン24時間の決勝は6月15日(土)から16日(日)にかけて行われます。