WRC 2024 Rd.5 ラリー・ポルトガル ハイライト動画 | TOYOTA GAZOO Racing
オジエが前戦クロアチアに続き今シーズン2勝目を獲得
エバンスは総合6位でドライバー選手権2位の座を守る
5月12日(日)、2024年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・ポルトガルの競技最終日デイ4が、ポルトガル北部マトジニョスのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が優勝。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合6位で、前日のデイリタイアから再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)とカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は、それぞれ総合29位、総合31位で完走しました。
ラリー・ポルトガルの最終日は、ポルト近郊マトジニョスのサービスパークを起点に、2本のステージを途中にサービスを挟むことなく各2回走行。4本のステージの合計距離は62.18kmでした。日曜日を迎えたポルトガル北部の空は雲が多く、ステージの一部は濃い霧に覆われるなど、視界があまり良くない中で戦いがスタートしました。
前日のデイ3で、総合2位のオィット・タナック(ヒョンデ)に11.9秒差をつけて首位に立ったオジエは、霧に覆われたデイ4オープニングのSS19でベストタイムを記録。タイム差を18.1秒に拡げました。続くSS20では3番手タイム、SS21では4番手タイムとややペースを落としましたが、それでも差は10.1秒。そして迎えた最終ステージのSS22を4番手タイムで走り抜いたオジエは7.9秒差でリードを守り切り、前戦クロアチア・ラリーに続く今シーズン2勝目を獲得。開幕戦ラリー・モンテカルロでの総合2位を含め、今季出場した3戦全てで表彰台に登壇することになりました。また、今回の優勝によって、オジエのラリー・ポルトガルでの通算優勝回数は「6」となりました。オジエは既に2017年の優勝で伝説的なドライバーであるマルク・アレンの持つ5勝の最多勝利記録に並んでいましたが、今回の優勝により単独トップとなりました。TGR-WRTとしては、WRCのカレンダーに含まれなかった2020年を除き、ポルトガルではこれで2019年から5大会連続となる優勝となり、オジエを含めて4人のウイナーを輩出することになりました。また、WRCとして開催されたラリー・ポルトガルでのトヨタの通算優勝回数は「8」となり、ランチアとシトロエンが持つポルトガル最多勝利記録に並びました。
土曜日のデイ3で総合6位に順位を上げたエバンスは、スーパーサンデーでのポイント獲得を目標に最終日に臨みました。しかし、最後から2本目のSS21でクルマの冷却系にダメージを負い、リエゾン(移動区間)でそれを修理して最終ステージを走行。総合6位の座を守り切り、貴重な選手権ポイントを獲得しました。その結果、エバンスはドライバー選手権2位の座を守りましたが、首位とのポイント差は24となりました。
デイ3でデイリタイアを喫した勝田とロバンペラは再出走を果たし、勝田はスーパーサンデー5位、ロバンペラはスーパーサンデー6位でポイントを獲得。さらに、ボーナスの選手権ポイントを獲得可能な最終SSの「パワーステージ」では、ロバンペラが3番手タイム、勝田が5番手タイムで両者ともポイントを獲得しました。マニュファクチャラー選手権では依然僅差の戦いが続いており、TGR-WRTはランキング2位に後退しましたが、トップのチームとは4ポイント差につけています。
なお、サポート選手権のWRC2では、ヤン・ソランス/ロドリゴ・サンフアン組(テオ・マーティン・モータースポーツ)が、GR Yaris Rally2にWRCイベントでの初優勝をもたらしました。また、スペイン人ドライバーのソランスにとっても、WRC2での優勝は今回が初でした
オジエが前戦クロアチアに続き今シーズン2勝目を獲得
エバンスは総合6位でドライバー選手権2位の座を守る
5月12日(日)、2024年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・ポルトガルの競技最終日デイ4が、ポルトガル北部マトジニョスのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 HYBRID 17号車)が優勝。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合6位で、前日のデイリタイアから再出走した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)とカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は、それぞれ総合29位、総合31位で完走しました。
ラリー・ポルトガルの最終日は、ポルト近郊マトジニョスのサービスパークを起点に、2本のステージを途中にサービスを挟むことなく各2回走行。4本のステージの合計距離は62.18kmでした。日曜日を迎えたポルトガル北部の空は雲が多く、ステージの一部は濃い霧に覆われるなど、視界があまり良くない中で戦いがスタートしました。
前日のデイ3で、総合2位のオィット・タナック(ヒョンデ)に11.9秒差をつけて首位に立ったオジエは、霧に覆われたデイ4オープニングのSS19でベストタイムを記録。タイム差を18.1秒に拡げました。続くSS20では3番手タイム、SS21では4番手タイムとややペースを落としましたが、それでも差は10.1秒。そして迎えた最終ステージのSS22を4番手タイムで走り抜いたオジエは7.9秒差でリードを守り切り、前戦クロアチア・ラリーに続く今シーズン2勝目を獲得。開幕戦ラリー・モンテカルロでの総合2位を含め、今季出場した3戦全てで表彰台に登壇することになりました。また、今回の優勝によって、オジエのラリー・ポルトガルでの通算優勝回数は「6」となりました。オジエは既に2017年の優勝で伝説的なドライバーであるマルク・アレンの持つ5勝の最多勝利記録に並んでいましたが、今回の優勝により単独トップとなりました。TGR-WRTとしては、WRCのカレンダーに含まれなかった2020年を除き、ポルトガルではこれで2019年から5大会連続となる優勝となり、オジエを含めて4人のウイナーを輩出することになりました。また、WRCとして開催されたラリー・ポルトガルでのトヨタの通算優勝回数は「8」となり、ランチアとシトロエンが持つポルトガル最多勝利記録に並びました。
土曜日のデイ3で総合6位に順位を上げたエバンスは、スーパーサンデーでのポイント獲得を目標に最終日に臨みました。しかし、最後から2本目のSS21でクルマの冷却系にダメージを負い、リエゾン(移動区間)でそれを修理して最終ステージを走行。総合6位の座を守り切り、貴重な選手権ポイントを獲得しました。その結果、エバンスはドライバー選手権2位の座を守りましたが、首位とのポイント差は24となりました。
デイ3でデイリタイアを喫した勝田とロバンペラは再出走を果たし、勝田はスーパーサンデー5位、ロバンペラはスーパーサンデー6位でポイントを獲得。さらに、ボーナスの選手権ポイントを獲得可能な最終SSの「パワーステージ」では、ロバンペラが3番手タイム、勝田が5番手タイムで両者ともポイントを獲得しました。マニュファクチャラー選手権では依然僅差の戦いが続いており、TGR-WRTはランキング2位に後退しましたが、トップのチームとは4ポイント差につけています。
なお、サポート選手権のWRC2では、ヤン・ソランス/ロドリゴ・サンフアン組(テオ・マーティン・モータースポーツ)が、GR Yaris Rally2にWRCイベントでの初優勝をもたらしました。また、スペイン人ドライバーのソランスにとっても、WRC2での優勝は今回が初でした。