SUPER GT 2023 Rd.8(MOBILITY RESORT MOTEGI) Digest #23 Zが2位表彰台を獲得 シリーズランキングは#3 Zが2位、#23 Zが3位

【GT500】
2023年SUPER GTシリーズ第8戦が11月4日、5日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。日産/NISMO陣営は、シリーズランキング2位からチャンピオン獲得を狙う#3 Niterra MOTUL Z(千代 勝正 / 高星 明誠)、ランキング4位の#23 MOTUL AUTECH Z(松田 次生 / ロニー・クインタレッリ)、#1 MARELLI IMPUL Z(平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット)、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木 大樹 / 平手 晃平)と4台のNissan Z GT500でシリーズ最終戦に臨みました。最終戦は規定により全車サクセスウェイトが0kgとなり、各マシン本来の実力が試される戦いとなります。

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予選で#3 Zがチーム初のポールポジションを獲得
#24 Zが4番手、#23 Zが5番手と上位に進出

予選
予選日の11月4日、天候は晴れ、気温23度、路面温度28度のコンディションのもと、午後2時53分から10分間のGT500クラス予選Q1が開始されました。季節外れの高温下でしたが、路面温度は想定よりも上がらず、タイヤ選択が難しい予選となりました。各車3周のウォームアップを行い、4周目にアタック。#3 Zは高星が1分35秒929でトップタイムをマークしました。#24 Zの平手は1分36秒382で4位、#23 Zの松田は1分36秒482で6位となり、3台のNissan Z GT500がQ2進出を決めました。#1 Zの平峰は1分36秒637の10番手で予選を終了しました。

午後3時31分からQ1上位8台による予選Q2が開始されました。Q1同様4周目にアタックした#3 Zの千代は2番手に約0.4秒の差をつける1分35秒539のトップタイムで自身初のポールポジションを獲得し、タイトル争いに向けて重要な1ポイントを加算しました。#24 Zの佐々木はタイヤのウォームアップを1周増やし、5周目に1分36秒335で4番手、#23 Zのクインタレッリは4周目に1分36秒362で5番手となり、決勝レースに向けて好位置を獲得しています。

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#3 Zがトップを独走も、終盤の雨で痛恨のコースアウト
#23 Zが2位表彰台を獲得し、Nissan Z GT500がランキング2位、3位に

決勝
11月5日は朝方の好天から雲が広がり、日差しのなくなった午後1時にフォーメーションラップがスタート。気温23度、路面温度26度のコンディションのもと、2周のフォーメーションラップを経て63周のレースが開始されました。

ポールポジションからスタートした#3 Zの千代は、ポジションを守りハイペースで走行。#23 Zのクインタレッリもポジションを上げて4番手となります。1周目を終え、#3 Zがトップ、#23 Zが4番手、#24 Zの佐々木は5番手、#1 Zのバゲットが9番手となっています。千代は2周目にファステストラップとなる1分39秒392を記録しました。5周目あたりからコースの一部に雨が降り始めます。徐々に強くなる雨にペースを上げられない#24 Zは順位を大きく落としました。一方、このコンディションの変化で#1 Zのバゲットはポジションアップ。7周目から毎周前車を抜いて、10周目には5番手まで浮上しています。ペースの落ちた#24 Zは13周を終えてピットインし、タイヤ交換と給油を行いました。

雨が上がり、コンディションが落ち着くと#3 Zは後続との差を広げてトップを好走。#23 Zも4番手から上位を狙うペースで走行を続けます。25周を終え、#3 Zが早めのピットインを行い、ドライバーを高星に交代します。26周を終えて#1 Zが、27周を終えて#23 Zがピットインし、ともにドライバーを交代しました。28周終了時で#3 Zは実質トップの4番手、#23 Zは6番手、#1 Zは9番手となっています。

GT500クラスの全車がドライバー交代を終えた41周終了時点で、#3 Zは再びトップに浮上し、2番手に10秒以上の差を広げて独走状態となりました。#23 Zは3番手、#1 Zは5番手と上位に進出し、レースは終盤戦に入りました。50周をすぎた頃から再び雨が降り出し、徐々に強さを増していきます。53周目に#23 Zは追い上げる後続にパスされて4番手に後退しますが、激しくなった雨に前車がタイヤ交換を行い57周目には再び3番手となりました。このピットインで#1 Zもポジションを4番手に上げています。

激しい雨により路面コンディションはウェット状態となり、ラップタイムは大幅にダウン。しかし、レース最終盤であり、タイヤ交換の判断が難しい状況となりました。59周目、トップを独走する#3 ZがS字コーナーの立ち上がりでコントロールを失いコースアウト。なんとかコースに戻りレースに復帰しましたが、13番手まで順位を落とします。これで#23 Zが2番手、#1 Zが3番手に上がりました。61周目、レインタイヤに交換して追い上げるマシンに#1 Zがパスされ4番手に。#23 Zも後続に差を詰められましたが、2番手を守りきってチェッカーフラッグを受けました。#23 Zが2位表彰台を獲得、10番手グリッドから追い上げた#1 Zが4位、#3 Zは13位、#24 Zは14位で最終戦を終えました。

2023シーズン全8戦を終了し、シリーズランキングで#3 Zが2位、#23 Zが3位、#1 Zが5位となり、トップ5に3台のNissan Z GT500が入りました。惜しくもタイトル連覇は逃しましたが、Nissan Z GT500の速さと強さをレースで実現することができたシーズンであり、来シーズンはタイトル奪還を目指して日産/NISMO陣営は全力を尽くします。

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【GT300】
GT300クラスには5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦しました。24番グリッドという後方からスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 名取 鉄平)は、名取がロングスティントを担当、さらにタイヤ無交換で走り切るという作戦で6位入賞を果たし、シリーズランキング3位を獲得しました。また、#11 GAINER TANAX GT-R(富田 竜一郎 / 石川 京侍)は13位、#10 PONOS GAINER GT-R(安田 裕信 / 大草 りき)は16位に入りました。

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SUPER GT 2023 Round 8 Digest at MOBILITY RESORT MOTEGI.

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【GT500】
2023年SUPER GTシリーズ第8戦が11月4日、5日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。日産/NISMO陣営は、シリーズランキング2位からチャンピオン獲得を狙う#3 Niterra MOTUL Z(千代 勝正 / 高星 明誠)、ランキング4位の#23 MOTUL AUTECH Z(松田 次生 / ロニー・クインタレッリ)、#1 MARELLI IMPUL Z(平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット)、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木 大樹 / 平手 晃平)と4台のNissan Z GT500でシリーズ最終戦に臨みました。最終戦は規定により全車サクセスウェイトが0kgとなり、各マシン本来の実力が試される戦いとなります。

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予選で#3 Zがチーム初のポールポジションを獲得
#24 Zが4番手、#23 Zが5番手と上位に進出

予選
予選日の11月4日、天候は晴れ、気温23度、路面温度28度のコンディションのもと、午後2時53分から10分間のGT500クラス予選Q1が開始されました。季節外れの高温下でしたが、路面温度は想定よりも上がらず、タイヤ選択が難しい予選となりました。各車3周のウォームアップを行い、4周目にアタック。#3 Zは高星が1分35秒929でトップタイムをマークしました。#24 Zの平手は1分36秒382で4位、#23 Zの松田は1分36秒482で6位となり、3台のNissan Z GT500がQ2進出を決めました。#1 Zの平峰は1分36秒637の10番手で予選を終了しました。

午後3時31分からQ1上位8台による予選Q2が開始されました。Q1同様4周目にアタックした#3 Zの千代は2番手に約0.4秒の差をつける1分35秒539のトップタイムで自身初のポールポジションを獲得し、タイトル争いに向けて重要な1ポイントを加算しました。#24 Zの佐々木はタイヤのウォームアップを1周増やし、5周目に1分36秒335で4番手、#23 Zのクインタレッリは4周目に1分36秒362で5番手となり、決勝レースに向けて好位置を獲得しています。

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#3 Zがトップを独走も、終盤の雨で痛恨のコースアウト
#23 Zが2位表彰台を獲得し、Nissan Z GT500がランキング2位、3位に

決勝
11月5日は朝方の好天から雲が広がり、日差しのなくなった午後1時にフォーメーションラップがスタート。気温23度、路面温度26度のコンディションのもと、2周のフォーメーションラップを経て63周のレースが開始されました。

ポールポジションからスタートした#3 Zの千代は、ポジションを守りハイペースで走行。#23 Zのクインタレッリもポジションを上げて4番手となります。1周目を終え、#3 Zがトップ、#23 Zが4番手、#24 Zの佐々木は5番手、#1 Zのバゲットが9番手となっています。千代は2周目にファステストラップとなる1分39秒392を記録しました。5周目あたりからコースの一部に雨が降り始めます。徐々に強くなる雨にペースを上げられない#24 Zは順位を大きく落としました。一方、このコンディションの変化で#1 Zのバゲットはポジションアップ。7周目から毎周前車を抜いて、10周目には5番手まで浮上しています。ペースの落ちた#24 Zは13周を終えてピットインし、タイヤ交換と給油を行いました。

雨が上がり、コンディションが落ち着くと#3 Zは後続との差を広げてトップを好走。#23 Zも4番手から上位を狙うペースで走行を続けます。25周を終え、#3 Zが早めのピットインを行い、ドライバーを高星に交代します。26周を終えて#1 Zが、27周を終えて#23 Zがピットインし、ともにドライバーを交代しました。28周終了時で#3 Zは実質トップの4番手、#23 Zは6番手、#1 Zは9番手となっています。

GT500クラスの全車がドライバー交代を終えた41周終了時点で、#3 Zは再びトップに浮上し、2番手に10秒以上の差を広げて独走状態となりました。#23 Zは3番手、#1 Zは5番手と上位に進出し、レースは終盤戦に入りました。50周をすぎた頃から再び雨が降り出し、徐々に強さを増していきます。53周目に#23 Zは追い上げる後続にパスされて4番手に後退しますが、激しくなった雨に前車がタイヤ交換を行い57周目には再び3番手となりました。このピットインで#1 Zもポジションを4番手に上げています。

激しい雨により路面コンディションはウェット状態となり、ラップタイムは大幅にダウン。しかし、レース最終盤であり、タイヤ交換の判断が難しい状況となりました。59周目、トップを独走する#3 ZがS字コーナーの立ち上がりでコントロールを失いコースアウト。なんとかコースに戻りレースに復帰しましたが、13番手まで順位を落とします。これで#23 Zが2番手、#1 Zが3番手に上がりました。61周目、レインタイヤに交換して追い上げるマシンに#1 Zがパスされ4番手に。#23 Zも後続に差を詰められましたが、2番手を守りきってチェッカーフラッグを受けました。#23 Zが2位表彰台を獲得、10番手グリッドから追い上げた#1 Zが4位、#3 Zは13位、#24 Zは14位で最終戦を終えました。

2023シーズン全8戦を終了し、シリーズランキングで#3 Zが2位、#23 Zが3位、#1 Zが5位となり、トップ5に3台のNissan Z GT500が入りました。惜しくもタイトル連覇は逃しましたが、Nissan Z GT500の速さと強さをレースで実現することができたシーズンであり、来シーズンはタイトル奪還を目指して日産/NISMO陣営は全力を尽くします。

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【GT300】
GT300クラスには5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦しました。24番グリッドという後方からスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 名取 鉄平)は、名取がロングスティントを担当、さらにタイヤ無交換で走り切るという作戦で6位入賞を果たし、シリーズランキング3位を獲得しました。また、#11 GAINER TANAX GT-R(富田 竜一郎 / 石川 京侍)は13位、#10 PONOS GAINER GT-R(安田 裕信 / 大草 りき)は16位に入りました。

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SUPER GT 2023 Round 8 Digest at MOBILITY RESORT MOTEGI.

TK

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