キャデラックエスカレードとシボレーサバーバンの中間的存在=お買い得?|2007年型 GMC ユーコン XL デナリ 4WD

「アメ車 予算200万円で中古アメ車を買う」の企画の69台目は、GMCユーコンXLデナリのお買い得中古車です。

車両の詳細は下記の通り。

2007年型 GMC ユーコンXL デナリ 4WD
・車両本体価格:178万円
・走行距離:7万1485km
・車検:車検整備付
・エンジン:6.2リッターV8 OHV
・ミッション:MTモード付コラム式6AT
・ボデイカラー:ブラック
・内装:ブラックレザー
・中古並行輸入車(走行証明付)
・1ナンバー(乗車定員4名)

今回紹介するのは『GMC ユーコン XL デナリ』ですが、この辺のアメリカンSUVにあまり詳しくない人のために、解説を少々。
まず、日本でもお馴染みのシボレーサバーバンですが、実は第五世代のGMT400(1991〜1999y)までは、GMC版もシボレーと同じサバーバンという名称を使っていました。しかし、2000年にデビューした第六世代のGMT800からは、GMC版はユーコンXLと名称を変更。現在もその名称が継続されています。
ちにみに『ユーコン』というのは、GMC版のタホの名称です。

シボレーのC/Kシリーズのワゴン(SUV)モデルは、ショートホイールベースがタホ、ロングホイールベースがサバーバンという名称ですが、GMCはショートホイールベースがユーコン、ロングホイールベースがユーコンXLという名称となります。
さらに『デナリ』というのは、GMCユーコン及びGMCユーコンXLに設定された上級グレードであり、シボレータホとサバーバンにはデナリに該当するグレードは存在しません。

シボレーサバーバン及びGMCユーコンXLとキャデラックエスカレードESVの中間に位位置するのがGMCユーコンXLデナリであり、シボレータホ及びGMCユーコンとキャデラックエスカレードの中間に位置するのがGMCユーコンデナリとなります。
デナリというのは、タホ&サバーバンよりは高級感があるけど、エスカレードほどには豪華でないモデルという認識でいいと思います。

実は筆者は、この車両の取材までは「エスカレードとデナリのパワートレーン&ドライブトレーンは基本的に同じ」という認識でした。しかし、インポートカーグローバルの工場長さんから「ちょっと違うはずですよ」と教えていただき、取材後に事務所に戻ってから資料を確認したところ、ちょこちょこ違う事が判明しました。
例えばエンジンですが、同じ2007年型で比較すると両車のスペックは以下の通り、微妙に違ってました。

2007y ユーコン XL デナリ
・最高出力 380hp(385.3ps)/5,500rpm
・最大トルク 417lb-ft(57.65kg-m)/4,400rpm

2007y キャデラック エスカレード ESV
・最高出力 403hp(408.6ps)/5,700rpm
・最大トルク 417lb-ft(57.65kg-m)/4,300rpm

2007y キャデラック エスカレード(正規輸入車)
・最高出力 409ps/5,700rpm
・最大トルク57.6kg-m/4,300rpm

最高出力は、僅かですがエスカレードがパワフルであり、最高出力の発生回転数も若干違います。最大トルクの数値は同じですが、こちらも発生回転数が微妙に違います。
ただ、このスペックの違いは主にコンピューターのプログラムに起因するものであり、エンジン自体は基本的には同じと考えて問題ないと思います。

今回の取材した車両は、撮影時にエンジンチェックランプが点灯していましたが、これは後日テスター(純正スキャンツール)で、ECMに入力されているDTCを確認したところ、工場長の予想通り、『エバポレーティブ エミッション(EVAP)システム フロー(非パージ間)』というトラブルコードが検出されたそうですが、これはエスカレードでもよく見られる不具合だそうです。

上の方で「デナリは通常のタホ&サバーとエスカの中間に位置するモデル」的な事を書いていますが、現在の日本の中古車市場においては、必ずしもそうとは言い切れません。
エスカレードが一番高いのは間違いないのですが、タホ&ユーコンとユーコンデナリ、サバーバン&ユーコンXLとユーコンXLデナリの間には、実は大きな価格差はありません。
それどころか、市場での人気が高い1999年型までのサバーバンやタホは、2000年以降のデナリよりも高額なプライスを付けられていたりする事も珍しくありません。
これはどういう事かというと、2000年型以降のGMT800世代の『デナリ』は、サバーバン&タホ、ユーコン&ユーコンXLよりもお買い得感が高い場合が多々あるという事。

愛車選びにおける最重要ポイントは「好き嫌い」=好みや思い入れであり、損得勘定は判断材料のひとつに過ぎないとは思います。
しかし、「良いものを安く買える可能性がある」というのが、中古車購入の醍醐味であるのもまた確かだし、そういう意味では、「コスパが高い」個体の多い『デナリ』は、割と狙い目なアメ車だと思います。


◾️取材協力:インポートカーグローバル
・ホームページ:http://www.imp-global.com
・電話:096-360-7800
・住所:熊本県熊本市東区戸島西3丁目1-3

■撮影&編集:田中享

◾️アメ車ワールド
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#中古車
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#中古並行輸入

「アメ車 予算200万円で中古アメ車を買う」の企画の69台目は、GMCユーコンXLデナリのお買い得中古車です。

車両の詳細は下記の通り。

2007年型 GMC ユーコンXL デナリ 4WD
・車両本体価格:178万円
・走行距離:7万1485km
・車検:車検整備付
・エンジン:6.2リッターV8 OHV
・ミッション:MTモード付コラム式6AT
・ボデイカラー:ブラック
・内装:ブラックレザー
・中古並行輸入車(走行証明付)
・1ナンバー(乗車定員4名)

今回紹介するのは『GMC ユーコン XL デナリ』ですが、この辺のアメリカンSUVにあまり詳しくない人のために、解説を少々。
まず、日本でもお馴染みのシボレーサバーバンですが、実は第五世代のGMT400(1991〜1999y)までは、GMC版もシボレーと同じサバーバンという名称を使っていました。しかし、2000年にデビューした第六世代のGMT800からは、GMC版はユーコンXLと名称を変更。現在もその名称が継続されています。
ちにみに『ユーコン』というのは、GMC版のタホの名称です。

シボレーのC/Kシリーズのワゴン(SUV)モデルは、ショートホイールベースがタホ、ロングホイールベースがサバーバンという名称ですが、GMCはショートホイールベースがユーコン、ロングホイールベースがユーコンXLという名称となります。
さらに『デナリ』というのは、GMCユーコン及びGMCユーコンXLに設定された上級グレードであり、シボレータホとサバーバンにはデナリに該当するグレードは存在しません。

シボレーサバーバン及びGMCユーコンXLとキャデラックエスカレードESVの中間に位位置するのがGMCユーコンXLデナリであり、シボレータホ及びGMCユーコンとキャデラックエスカレードの中間に位置するのがGMCユーコンデナリとなります。
デナリというのは、タホ&サバーバンよりは高級感があるけど、エスカレードほどには豪華でないモデルという認識でいいと思います。

実は筆者は、この車両の取材までは「エスカレードとデナリのパワートレーン&ドライブトレーンは基本的に同じ」という認識でした。しかし、インポートカーグローバルの工場長さんから「ちょっと違うはずですよ」と教えていただき、取材後に事務所に戻ってから資料を確認したところ、ちょこちょこ違う事が判明しました。
例えばエンジンですが、同じ2007年型で比較すると両車のスペックは以下の通り、微妙に違ってました。

2007y ユーコン XL デナリ
・最高出力 380hp(385.3ps)/5,500rpm
・最大トルク 417lb-ft(57.65kg-m)/4,400rpm

2007y キャデラック エスカレード ESV
・最高出力 403hp(408.6ps)/5,700rpm
・最大トルク 417lb-ft(57.65kg-m)/4,300rpm

2007y キャデラック エスカレード(正規輸入車)
・最高出力 409ps/5,700rpm
・最大トルク57.6kg-m/4,300rpm

最高出力は、僅かですがエスカレードがパワフルであり、最高出力の発生回転数も若干違います。最大トルクの数値は同じですが、こちらも発生回転数が微妙に違います。
ただ、このスペックの違いは主にコンピューターのプログラムに起因するものであり、エンジン自体は基本的には同じと考えて問題ないと思います。

今回の取材した車両は、撮影時にエンジンチェックランプが点灯していましたが、これは後日テスター(純正スキャンツール)で、ECMに入力されているDTCを確認したところ、工場長の予想通り、『エバポレーティブ エミッション(EVAP)システム フロー(非パージ間)』というトラブルコードが検出されたそうですが、これはエスカレードでもよく見られる不具合だそうです。

上の方で「デナリは通常のタホ&サバーとエスカの中間に位置するモデル」的な事を書いていますが、現在の日本の中古車市場においては、必ずしもそうとは言い切れません。
エスカレードが一番高いのは間違いないのですが、タホ&ユーコンとユーコンデナリ、サバーバン&ユーコンXLとユーコンXLデナリの間には、実は大きな価格差はありません。
それどころか、市場での人気が高い1999年型までのサバーバンやタホは、2000年以降のデナリよりも高額なプライスを付けられていたりする事も珍しくありません。
これはどういう事かというと、2000年型以降のGMT800世代の『デナリ』は、サバーバン&タホ、ユーコン&ユーコンXLよりもお買い得感が高い場合が多々あるという事。

愛車選びにおける最重要ポイントは「好き嫌い」=好みや思い入れであり、損得勘定は判断材料のひとつに過ぎないとは思います。
しかし、「良いものを安く買える可能性がある」というのが、中古車購入の醍醐味であるのもまた確かだし、そういう意味では、「コスパが高い」個体の多い『デナリ』は、割と狙い目なアメ車だと思います。


◾️取材協力:インポートカーグローバル
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■撮影&編集:田中享

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