レクサスISに憧れる大学生は多いですが、実際の維持費はどれくらいかかるのでしょうか。高級車だからこそ、購入前にしっかりと維持費を把握しておくことが大切です。
この記事では、レクサスISの年間維持費を詳しく計算し、大学生でも現実的に維持できるかどうかを検証します。保険料から税金、修理代まで、リアルな数字をもとに解説していきます。
また、どうしてもレクサスISを持ちたい大学生のために、維持費を抑える具体的な方法もご紹介します。夢のレクサスライフを実現するための参考にしてください。
レクサスISって大学生でも維持できるの?
大学生がレクサスISを持つ現実的なパターン
大学生がレクサスISを所有するケースは、実際にはそれほど珍しくありません。多くの場合、親からの援助や家族名義での購入というパターンが一般的です。
親の名義で購入し、保険も親の等級を引き継ぐことで、維持費を大幅に抑えることができます。また、実家暮らしで駐車場代がかからない場合は、さらに負担を軽減できるでしょう。
一方で、完全に自分の力だけでレクサスISを維持している大学生もいます。ただし、この場合は相当な収入源を確保する必要があります。
親からの援助なしで維持する場合の収入目安
親の援助なしでレクサスISを維持するには、月収20万円以上が現実的なラインとなります。これは、維持費だけでなく学費や生活費も考慮した金額です。
一般的な大学生のアルバイト収入は月5万円程度ですが、これではレクサスISの維持は困難です。複数のアルバイトを掛け持ちしたり、高時給の仕事を見つけたりする必要があるでしょう。
ただし、学業との両立を考えると、あまりにもアルバイトに時間を取られるのは本末転倒かもしれません。
レクサスISの基本的な維持費を全部計算してみた
自動車税・重量税などの税金関係
レクサスISの税金は、排気量によって決まります。IS300h(2.5L)の場合、自動車税は年間4万5,000円です。これは2019年9月30日以前に登録された車両の場合で、それ以降は4万3,500円に下がります。
重量税は車検時に2年分をまとめて支払います。レクサスISは車両重量が1.5トン以上のため、2年間で3万2,800円の重量税がかかります。年間に換算すると1万6,400円です。
新車登録から13年を経過すると、自動車税は約15%の重課税率が適用されます。中古のレクサスISを検討している場合は、この点も考慮に入れておきましょう。
自賠責保険と任意保険の年間費用
自賠責保険は法律で加入が義務付けられており、2年間で1万7,650円です。年間に換算すると約8,800円となります。
任意保険は年齢や等級によって大きく変わりますが、大学生の場合は特に高額になります。18歳から22歳の場合、年間15万円から30万円程度を覚悟しておく必要があります。
親の等級を引き継げる場合は、年間7万円から10万円程度に抑えることも可能です。ただし、これには条件があるため、保険会社に詳しく確認することをおすすめします。
車検代とメンテナンス費用の内訳
レクサスISの車検代は、基本料金で約10万円程度が相場です。これには法定費用(重量税、自賠責保険、印紙代)と車検基本料が含まれています。
メンテナンス費用は年間約5万円から10万円を見込んでおきましょう。オイル交換、タイヤ交換、ブレーキパッド交換などが主な内容です。
新車購入の場合、最初の3年間は無料メンテナンスプログラムが付帯されることが多いです。これを活用すれば、初期のメンテナンス費用を大幅に抑えることができます。
大学生のレクサスIS保険料はいくら?年齢別の実例
18歳〜22歳の保険料相場
18歳から22歳の大学生がレクサスISに乗る場合、保険料は年間20万円から30万円が相場となります。これは事故リスクが高い年齢層として評価されるためです。
特に18歳、19歳の場合は最も高額になり、年間30万円を超えることも珍しくありません。20歳を過ぎると少しずつ下がりますが、それでも一般的な軽自動車の数倍の保険料がかかります。
車両保険を付けるかどうかでも大きく変わります。一般型の車両保険を付けた場合、さらに年間5万円から10万円程度上乗せされることになります。
親の等級を引き継ぐ場合の節約術
親の等級を引き継ぐことで、保険料を大幅に節約できます。20等級の親から等級を引き継げば、年間7万円から10万円程度に抑えることも可能です。
ただし、等級の引き継ぎには条件があります。同居の親族であることや、車両の名義変更が必要な場合があります。保険会社によって条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、親が新たに車を購入する場合は、新規契約となるため保険料が高くなることも考慮する必要があります。
車両保険をつけるかつけないかの判断基準
車両保険は高額ですが、レクサスISのような高級車では検討する価値があります。修理費用が高額になりやすいためです。
一般型の車両保険なら、自損事故や当て逃げなどにも対応できます。ただし、保険料が高くなるため、予算と相談して決める必要があります。
エコノミー型なら保険料を抑えながら、相手のある事故には対応できます。完全に外すという選択肢もありますが、リスクを十分に理解した上で判断しましょう。
レクサスISの修理代・部品代が高い理由
輸入部品と国産部品の価格差
レクサスは国産車ですが、一部の部品は輸入に頼っている場合があります。これらの部品は為替の影響を受けやすく、価格が高くなる傾向があります。
また、レクサス専用の部品も多く、汎用品が使えないケースが多いです。これも修理費用が高くなる要因の一つです。
高級車ブランドとしてのイメージを保つため、部品の品質基準も厳しく設定されています。その分、コストも高くなってしまうのが現実です。
ディーラー修理と民間工場の費用比較
レクサスディーラーでの修理は、技術力や純正部品の使用という点で安心できます。しかし、費用は民間工場の1.5倍から2倍程度になることが多いです。
民間工場では社外品を使用することで、費用を抑えることができます。ただし、品質や保証の面でディーラーに劣る場合もあります。
重要な修理はディーラーで、軽微な修理は民間工場でという使い分けも一つの方法です。修理内容に応じて選択することをおすすめします。
よくある故障箇所と修理費用の目安
レクサスISでよくある故障は、エアコンのコンプレッサーです。修理費用は10万円から20万円程度で、年式が古いとさらに高額になります。
オルタネーターの故障も比較的多く見られます。純正品での交換なら数十万円、社外品でも10万円以上はかかります。
エンジン内部のスラッジ蓄積による不調も、レクサスISの特徴的な故障です。シリンダーヘッドの分解クリーニングで約3万円程度の費用がかかります。
ガソリン代・駐車場代などの月々の出費
レクサスISの燃費と月間ガソリン代
レクサスIS300hの場合、JC08モードで23.3km/Lという優秀な燃費を誇ります。月間500km走行すると仮定すると、約21Lのガソリンが必要です。
レギュラーガソリン価格を180円とすると、月間のガソリン代は約3,800円となります。年間では約4万5,000円程度の計算です。
ガソリン車のIS300では燃費が劣るため、月間のガソリン代は6,000円から8,000円程度になるでしょう。ハイブリッドモデルの燃費の良さが際立ちます。
大学周辺の駐車場代相場
大学周辺の駐車場代は地域によって大きく異なります。都市部では月2万円から3万円、地方では月5,000円から1万円程度が相場です。
大学の学生駐車場を利用できる場合は、月数千円で済むこともあります。ただし、レクサスのような高級車を学生駐車場に停めることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
実家暮らしで自宅に駐車できる場合は、この費用を丸々節約できます。これは大きなメリットといえるでしょう。
高速道路代やその他の交通費
レクサスISでドライブを楽しむなら、高速道路代も考慮する必要があります。月に数回高速道路を利用すると、月5,000円から1万円程度の出費になります。
ETCカードを作成し、深夜割引や休日割引を活用することで費用を抑えることができます。また、学生なら学割が適用される交通機関もあります。
洗車代やガソリンスタンドでの小物購入なども、意外と積み重なる出費です。月2,000円から3,000円程度は見込んでおいた方が良いでしょう。
大学生がレクサスISを維持するための節約テクニック
保険料を安くする具体的な方法
保険料を安くする最も効果的な方法は、親の等級を引き継ぐことです。これだけで年間10万円以上の節約になることもあります。
運転者限定や年齢条件を適切に設定することも重要です。家族限定にしたり、21歳以上補償にしたりすることで保険料を下げられます。
複数の保険会社で見積もりを取り、最も安い会社を選ぶことも大切です。インターネット割引や早期契約割引なども活用しましょう。
メンテナンス費用を抑えるコツ
定期的なメンテナンスを怠らないことが、長期的な費用削減につながります。オイル交換を適切な時期に行うことで、エンジンの寿命を延ばせます。
タイヤの空気圧をこまめにチェックすることで、燃費向上とタイヤの長寿命化を図れます。月に一度は点検することをおすすめします。
洗車を自分で行うことで、月数千円の節約になります。また、車を大切に扱うことで、小さな傷や汚れを防ぐことができます。
中古部品やリビルト品の活用法
故障時には、中古部品やリビルト品を活用することで修理費用を大幅に抑えることができます。ただし、品質や保証の面で注意が必要です。
信頼できる業者から購入し、保証期間があるものを選ぶことが重要です。また、重要な安全部品については新品を使用することをおすすめします。
オンラインでの部品購入も選択肢の一つです。ただし、適合性の確認や取り付け技術が必要になるため、知識がない場合は専門家に相談しましょう。
アルバイト収入でレクサスISは現実的?月収別シミュレーション
月収10万円の場合の家計バランス
月収10万円の大学生がレクサスISを維持するのは、正直なところかなり厳しいです。維持費だけで月4万円から5万円かかるため、残りの生活費が不足してしまいます。
学費や教材費、食費などを考慮すると、車の維持費に回せるお金はほとんどありません。親からの援助がない限り、現実的ではないでしょう。
どうしても車が必要な場合は、より維持費の安い軽自動車や小型車を検討することをおすすめします。
月収15万円の場合の維持可能性
月収15万円になると、レクサスISの維持がギリギリ可能になってきます。ただし、かなり節約した生活を送る必要があります。
保険料を親の等級で抑え、駐車場代がかからない実家暮らしであることが前提条件となります。また、他の娯楽費や交際費はかなり制限されるでしょう。
学業に支障をきたさない範囲でのアルバイトで月収15万円を稼ぐのは、相当な努力が必要です。
月収20万円以上なら余裕で維持できる?
月収20万円以上あれば、レクサスISの維持はかなり現実的になります。維持費を差し引いても、ある程度の余裕を持った生活ができるでしょう。
ただし、「余裕で」というほど楽ではありません。計画的な家計管理が必要で、無駄遣いは控える必要があります。
また、月収20万円を安定して稼ぐには、かなりの時間をアルバイトに費やす必要があります。学業との両立が課題となるでしょう。
レクサスIS以外の選択肢も考えてみる
同価格帯の国産高級車との維持費比較
レクサスIS以外にも、同価格帯の国産高級車があります。トヨタのクラウンやマツダのアテンザなどが候補となるでしょう。
これらの車種は、レクサスISと比べて維持費が若干安くなる傾向があります。特に保険料や部品代で差が出ることが多いです。
ただし、ブランド力や所有する満足感では、レクサスに軍配が上がるかもしれません。総合的に判断することが大切です。
中古のレクサス他モデルという選択
新車のレクサスISが厳しい場合は、中古のレクサス他モデルも検討してみましょう。古いモデルなら購入価格を抑えることができます。
ただし、古い車は故障のリスクが高くなります。修理費用が予想以上にかかる可能性もあるため、慎重に選ぶ必要があります。
購入前には必ず専門家による点検を受けることをおすすめします。また、保証が付いている認定中古車を選ぶのも一つの方法です。
リース・残価設定ローンという手もある
購入以外にも、リースや残価設定ローンという選択肢があります。これらの方法なら、月々の支払いを抑えることができます。
リースの場合、メンテナンス費用が含まれているプランもあります。予想外の出費を抑えることができるため、計画的な家計管理がしやすくなります。
ただし、走行距離制限や改造禁止などの制約があります。また、最終的な総支払額は購入より高くなることが多いです。
実際にレクサスISを維持している大学生の声
維持費の実際の内訳と工夫
実際にレクサスISを維持している大学生の多くは、親からの援助を受けています。特に保険料と駐車場代の援助が大きな助けとなっているようです。
自分で工夫している点としては、ガソリンスタンドの会員割引を活用したり、洗車を自分で行ったりすることが挙げられます。
また、不要な装備品は付けずに、必要最小限の仕様にすることで費用を抑えている人もいます。
後悔したポイントと良かったポイント
後悔したポイントとして最も多いのは、予想以上に維持費がかかることです。特に保険料の高さに驚く人が多いようです。
一方で、良かったポイントとしては、友人からの注目度の高さや、運転する楽しさが挙げられます。また、就職活動で話題になることもあるそうです。
ただし、維持費のために学業や交友関係に支障をきたしてしまったという声もあります。バランスが重要だということがわかります。
これから購入を考える人へのアドバイス
これから購入を考えている大学生へのアドバイスとして、まずは現実的な維持費を把握することが挙げられます。憧れだけで購入するのは危険です。
また、親との相談は必須です。援助を受けられるかどうかで、維持の可能性が大きく変わります。
最後に、車は手段であって目的ではないということを忘れないでください。学業や将来への投資を犠牲にしてまで車を持つ必要はありません。
レクサスISの維持費まとめ:大学生には正直キツい?
年間維持費の総額と月割り計算
レクサスISの年間維持費は、大学生の場合約50万円から60万円程度となります。月割りにすると4万円から5万円の計算です。
この金額には、燃料代、保険料、税金、車検代、メンテナンス費用、駐車場代が含まれています。予備費も考慮すると、さらに高額になります。
一般的な大学生のアルバイト収入を考えると、この維持費は相当な負担となるでしょう。
無理なく維持できる収入ラインの結論
無理なくレクサスISを維持するには、月収20万円以上が必要です。これは親からの援助がある場合の金額で、完全に自力の場合はさらに高い収入が必要になります。
また、実家暮らしで駐車場代がかからないことも重要な条件です。一人暮らしの場合は、さらに厳しくなるでしょう。
現実的には、大学生がレクサスISを維持するのはかなり困難だと言わざるを得ません。
それでもレクサスISが欲しい人への最終アドバイス
それでもレクサスISが欲しい場合は、まず親との相談から始めましょう。援助を受けられるかどうかで状況は大きく変わります。
また、中古車やリースなどの選択肢も検討してみてください。新車購入にこだわらなければ、可能性は広がります。
最も大切なのは、学業や将来への投資を犠牲にしないことです。車は一時的な満足ですが、学業は一生の財産になります。優先順位を間違えないよう、慎重に判断してください。