SUPER GT 2025 Rd.8(MOTEGI) Digest | 僅差の決着。#23 MOTUL AUTECH Zが2位でシーズン最終戦を締めくくる

<チャプター>
0:00 予選日
1:19 公式予選スタート
2:52 決勝日
3:38 決勝レーススタート
11:21 インタビュー

【GT500】
2025年SUPER GTシリーズ第8戦が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。レース終盤にハイペースで追い上げた#23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)が2位表彰台を獲得するとともに、#3 Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)は9位、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)は10位入賞を果たして、Nissan Z NISMO GT500勢は2025年シーズンを締めくくりました。

2025年シーズンは最終戦を迎え、日産/NISMO陣営は有終の美を飾るべく、シーズン3勝目を目指して4台のNissan Z NISMO GT500が300kmレースに挑みました。#23 Zと#3 Z、#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、そしてSUPER GT最後の戦いとなる松田がドライブする#24 Zが、サクセスウェイト0kgの、ノーハンデの激しい戦いに挑みました。

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#23 Zが3番手で、Nissan Z NISMO GT500勢トップ
3番手から6番手を日産/NISMO陣営が占める

予選
11月1日(土)、未明までの激しい雨は上がり、モビリティリゾートもてぎは秋らしい好天に恵まれました。午後2時33分、気温22度、路面温度28度で路面はドライに回復し、好コンディションのもとで予選Q1がスタートしました。

日産勢は入念なウォームアップを行い、4〜5周目からアタックを開始しました。5、6周目に連続アタックした#24 Zの名取は6周目にタイムアップを果たし、1分35秒895で2番手。#23 Zの高星も6周目に1分36秒103で4番手につけました。#3 Zの三宅は5周目に1分36秒210で5番手、#12 Zのバゲットは1分36秒655で10番手となり、僅差の戦いのなか、4台全車がQ2進出を決めています。

Q2では、路面状態の変化などによりQ1のタイムを更新した#23 Zの千代が1分36秒069で3番手に浮上。同じくタイムアップを果たした#12 Zの平峰が1分36秒188で4番手につけました。#3 Zの佐々木は1分36秒212で5番手、#24 Zの松田は1分36秒284で6番手となっています。Nissan Z NISMO GT500勢は3番手から6番手を占め、シーズン最終戦となる300kmの戦いに好位置から臨むポジションを得ることができました。

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レース終盤ハイペースで追い上げた#23 Zが2位表彰台を獲得
3台のZが入賞を果たしシーズンを締めくくる

決勝
11月2日(日)決勝日、秋晴れのもと決勝レースを迎えました。午後1時、気温20度、路面温度22度のコンディションで、2周のフォーメーションラップがスタートし、300kmの決勝が始まりました。4番手からスタートした#12 Zのバゲットが好スタートでポジションを上げ、1周目に2番手となります。これにより#23 Zの高星は4番手となり、#3 Zの佐々木は6番手で1周目を終えました。6番手からスタートした#24 Zの名取はペースが上がらず他車の先行を許し、1周目に15番手までポジションを落とすことになりました。#23 Zは3周目にファステストラップを含む好タイムを刻み、上位を狙います。レースが進むにつれてペースを取り戻した#24 Zは、20周目には10番手までポジションを回復しました。

2番手走行の#12 Zと6番手走行の#3 Zは22周を終えてピットイン。5番手走行の#23 Zは23周を終えてピットインし、それぞれタイヤ交換、給油、ドライバー交代を行いました。#24 Zはピットインのタイミングをやや引き延ばし、26周目を終えた時点でピットに入りました。

素早く的確なピット作業を終えたZ勢は、GT500クラスの全車がピット作業を終えた37周終了時点で、#12 Zの平峰がトップに1秒差の2番手、#23 Zの千代が#12 Zの5秒後方で3番手、6台による接近戦を繰り広げる#3 Zの三宅は7番手、#24 Zの松田は14番手となっています。

#12 Zと#23 Zがペースを上げてトップを追う展開となるなか、44周目に激しいポジション争いとなった#3 Zは11番手に後退を余儀なくされました。レース終盤、トップ3は僅差のバトルとなり、#12 Zは1秒以内の差でトップを狙います。背後には#23 Zがつき、三つ巴の優勝争いが展開されました。最終ラップまで接近戦が続き、トップを追い詰めた#12 Zは惜しくもその座を奪えず0.254秒差の2番手でフィニッシュ。#23 Zは#12 Zの1.015秒後方、3番手でレースを終えました。しかし、レース後の再車検で#12 Zはテクニカルレギュレーション違反で失格の裁定が下され、#23 Zが2位となっています。

レース終盤、ペースを上げた#3 Zと#24 Zは、アクシデントなどで後退したマシンもあり、ポジションを上げてフィニッシュ。#3 Zは9位入賞を果たし、#24 Zは10位となりました。SUPER GTにおいて最多勝と最多ポイント獲得の記録をもつ松田は、今季限りでSUPER GTから退くことを表明しており、ラストレースをしっかり走り切って10位入賞を果たし、チームとファンから大きな声援が送られました。

2025年シーズンは全8戦を終了しました。日産/NISMO陣営は目標としてきたチャンピオン奪取は成りませんでしたが、後半戦には2連勝を飾るなど、Nissan Z NISMO GT500のポテンシャルの高さとレースでの強さを示すことができました。日産/NISMO陣営は来シーズンに向けて、さらに競争力を高め、チャンピオン獲得を目指し努力を続けます。引き続きファンの皆様の応援をよろしくお願いいたします。

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【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。予選4番手スタートの#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)が4位でフィニッシュし、平手がドライバーランキング2位、チームランキングも2位を獲得しました。また予選23番手スタートの#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也/平木玲次)も健闘し、15位に入賞しました。

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SUPER GT 2025 Round 8 Digest at MOBILITY RESORT MOTEGI.

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<チャプター>
0:00 予選日
1:19 公式予選スタート
2:52 決勝日
3:38 決勝レーススタート
11:21 インタビュー

【GT500】
2025年SUPER GTシリーズ第8戦が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。レース終盤にハイペースで追い上げた#23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)が2位表彰台を獲得するとともに、#3 Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)は9位、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)は10位入賞を果たして、Nissan Z NISMO GT500勢は2025年シーズンを締めくくりました。

2025年シーズンは最終戦を迎え、日産/NISMO陣営は有終の美を飾るべく、シーズン3勝目を目指して4台のNissan Z NISMO GT500が300kmレースに挑みました。#23 Zと#3 Z、#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、そしてSUPER GT最後の戦いとなる松田がドライブする#24 Zが、サクセスウェイト0kgの、ノーハンデの激しい戦いに挑みました。

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#23 Zが3番手で、Nissan Z NISMO GT500勢トップ
3番手から6番手を日産/NISMO陣営が占める

予選
11月1日(土)、未明までの激しい雨は上がり、モビリティリゾートもてぎは秋らしい好天に恵まれました。午後2時33分、気温22度、路面温度28度で路面はドライに回復し、好コンディションのもとで予選Q1がスタートしました。

日産勢は入念なウォームアップを行い、4〜5周目からアタックを開始しました。5、6周目に連続アタックした#24 Zの名取は6周目にタイムアップを果たし、1分35秒895で2番手。#23 Zの高星も6周目に1分36秒103で4番手につけました。#3 Zの三宅は5周目に1分36秒210で5番手、#12 Zのバゲットは1分36秒655で10番手となり、僅差の戦いのなか、4台全車がQ2進出を決めています。

Q2では、路面状態の変化などによりQ1のタイムを更新した#23 Zの千代が1分36秒069で3番手に浮上。同じくタイムアップを果たした#12 Zの平峰が1分36秒188で4番手につけました。#3 Zの佐々木は1分36秒212で5番手、#24 Zの松田は1分36秒284で6番手となっています。Nissan Z NISMO GT500勢は3番手から6番手を占め、シーズン最終戦となる300kmの戦いに好位置から臨むポジションを得ることができました。

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レース終盤ハイペースで追い上げた#23 Zが2位表彰台を獲得
3台のZが入賞を果たしシーズンを締めくくる

決勝
11月2日(日)決勝日、秋晴れのもと決勝レースを迎えました。午後1時、気温20度、路面温度22度のコンディションで、2周のフォーメーションラップがスタートし、300kmの決勝が始まりました。4番手からスタートした#12 Zのバゲットが好スタートでポジションを上げ、1周目に2番手となります。これにより#23 Zの高星は4番手となり、#3 Zの佐々木は6番手で1周目を終えました。6番手からスタートした#24 Zの名取はペースが上がらず他車の先行を許し、1周目に15番手までポジションを落とすことになりました。#23 Zは3周目にファステストラップを含む好タイムを刻み、上位を狙います。レースが進むにつれてペースを取り戻した#24 Zは、20周目には10番手までポジションを回復しました。

2番手走行の#12 Zと6番手走行の#3 Zは22周を終えてピットイン。5番手走行の#23 Zは23周を終えてピットインし、それぞれタイヤ交換、給油、ドライバー交代を行いました。#24 Zはピットインのタイミングをやや引き延ばし、26周目を終えた時点でピットに入りました。

素早く的確なピット作業を終えたZ勢は、GT500クラスの全車がピット作業を終えた37周終了時点で、#12 Zの平峰がトップに1秒差の2番手、#23 Zの千代が#12 Zの5秒後方で3番手、6台による接近戦を繰り広げる#3 Zの三宅は7番手、#24 Zの松田は14番手となっています。

#12 Zと#23 Zがペースを上げてトップを追う展開となるなか、44周目に激しいポジション争いとなった#3 Zは11番手に後退を余儀なくされました。レース終盤、トップ3は僅差のバトルとなり、#12 Zは1秒以内の差でトップを狙います。背後には#23 Zがつき、三つ巴の優勝争いが展開されました。最終ラップまで接近戦が続き、トップを追い詰めた#12 Zは惜しくもその座を奪えず0.254秒差の2番手でフィニッシュ。#23 Zは#12 Zの1.015秒後方、3番手でレースを終えました。しかし、レース後の再車検で#12 Zはテクニカルレギュレーション違反で失格の裁定が下され、#23 Zが2位となっています。

レース終盤、ペースを上げた#3 Zと#24 Zは、アクシデントなどで後退したマシンもあり、ポジションを上げてフィニッシュ。#3 Zは9位入賞を果たし、#24 Zは10位となりました。SUPER GTにおいて最多勝と最多ポイント獲得の記録をもつ松田は、今季限りでSUPER GTから退くことを表明しており、ラストレースをしっかり走り切って10位入賞を果たし、チームとファンから大きな声援が送られました。

2025年シーズンは全8戦を終了しました。日産/NISMO陣営は目標としてきたチャンピオン奪取は成りませんでしたが、後半戦には2連勝を飾るなど、Nissan Z NISMO GT500のポテンシャルの高さとレースでの強さを示すことができました。日産/NISMO陣営は来シーズンに向けて、さらに競争力を高め、チャンピオン獲得を目指し努力を続けます。引き続きファンの皆様の応援をよろしくお願いいたします。

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【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT-R NISMO GT3と、1台のGTA GT300規則の日産フェアレディZが参戦しました。予選4番手スタートの#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)が4位でフィニッシュし、平手がドライバーランキング2位、チームランキングも2位を獲得しました。また予選23番手スタートの#62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也/平木玲次)も健闘し、15位に入賞しました。

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SUPER GT 2025 Round 8 Digest at MOBILITY RESORT MOTEGI.

TK

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