パジェロミニは壊れやすい?中古で買う前に知っておくべき耐久性とメンテナンスの注意点

三菱 更新日:2025/06/15 公開日:2025/06/15
パジェロミニは壊れやすい?中古で買う前に知っておくべき耐久性とメンテナンスの注意点

パジェロミニは三菱自動車が2013年まで生産していた軽SUVで、本格的な4WD性能を持つ魅力的な車です。しかし中古車市場では「壊れやすい」という声も聞かれるため、購入を検討している方は不安に感じているかもしれません。

実際のところ、パジェロミニは軽自動車の中では耐久性が高い車として評価されています。ただし、生産終了から10年以上が経過しているため、経年劣化による故障が起きやすい部品があることも事実です。

この記事では、パジェロミニの実際の耐久性や故障しやすい箇所、中古車購入時のチェックポイントを詳しく解説します。適切な知識を持って選べば、パジェロミニは長く楽しめる相棒になってくれるでしょう。

パジェロミニの基本情報と現在の状況

パジェロミニってどんな車?

パジェロミニは1994年から2013年まで生産された軽SUVで、三菱の本格SUV「パジェロ」の軽自動車版として開発されました。660ccのエンジンながら、本格的な4WDシステムを搭載し、悪路走破性に優れているのが特徴です。

エンジンは自然吸気(NA)とターボの2種類が用意されており、ターボモデルは高速道路や登坂路でも力強い走りを見せてくれます。一方、NAエンジンは比較的燃費が良く、街乗りに適しています。どちらのエンジンも適切なメンテナンスを行えば10万km以上の走行も問題なくこなせる耐久性を持っています。

生産終了の背景と中古車市場での位置づけ

パジェロミニは2013年に生産を終了しており、現在は中古車でしか購入できません。生産終了の理由は、軽自動車の燃費規制の強化や、より燃費の良い軽SUVの登場により競争力が低下したためです。

中古車市場では、同年式のジムニーと比べて2割以上安い価格で取引されることも多く、コストパフォーマンスの高い選択肢として注目されています。ただし、車両の状態には大きな差があるため、購入時には慎重な選択が必要です。

ライバル車との違いと特徴

パジェロミニの最大のライバルはスズキのジムニーですが、両車には明確な違いがあります。ジムニーがよりオフロード志向なのに対し、パジェロミニは街乗りでの快適性も重視した設計になっています。

また、パジェロミニはフレーム構造がしっかりしており、悪路走行にも耐えられる設計です。内装も軽自動車としては上質で、高級感のある仕上がりになっています。ただし、最新の軽自動車と比べると燃費性能や安全装備の面では劣るのが現実です。

パジェロミニは本当に壊れやすいのか?

耐久性に関する実際の評価

パジェロミニは軽自動車の中でも耐久性が高いと評価されています。エンジンや駆動系の基本設計がしっかりしており、適切なメンテナンスを行えば長期間使用できる車です。実際に30万kmを超えても走行可能な個体も存在します。

「壊れやすい」という評判の多くは、メンテナンス不足や経年劣化による特定部品の故障が原因です。車自体の基本性能は優秀なので、定期的な点検と適切な部品交換を行えば、長く安心して乗り続けることができます。

軽自動車の中での位置づけ

軽自動車全体で見ると、パジェロミニの耐久性は上位に位置します。特にエンジンの耐久性は定評があり、オイル交換などの基本的なメンテナンスを怠らなければ、20万km以上の走行も珍しくありません。

ただし、4WDシステムや電装系の部品については、一般的な軽自動車よりも複雑な構造になっているため、故障時の修理費用が高くなる傾向があります。これが「壊れやすい」という印象を与える一因になっているようです。

フレーム構造の強さと弱点

パジェロミニのフレーム構造は、軽自動車としては非常にしっかりしています。悪路走行時の衝撃にも耐えられる設計で、ボディの歪みなどは起きにくい構造です。

一方で、フレームが頑丈な分、車重が重くなり燃費に影響を与えています。また、雪国や海岸地域で使用された車両では、下回りの錆が進行しやすいという弱点もあります。特にリアフェンダー周りは錆が発生しやすい箇所として知られています。

壊れやすいと言われる部品とその理由

ターボチャージャーの故障パターン

ターボの仕組みと負担がかかる理由

ターボチャージャーは排気ガスの力でタービンを回し、エンジンに多くの空気を送り込む装置です。高回転で動作するため、内部の軸受けに大きな負担がかかります。

パジェロミニのターボは特に負荷が大きく、オイル管理が不十分だと軸受けが摩耗しやすくなります。また、ターボ内部にカーボン汚れが蓄積すると、羽根の動きが悪くなりパワーダウンの原因になります。

よくある症状と修理費用

ターボの故障でよく見られる症状は、加速時のパワー不足、異音の発生、白煙の排出などです。これらの症状が現れた場合、ターボチャージャーの交換が必要になることが多いです。

修理費用は部品代と工賃を合わせて8万円から15万円程度が相場です。軽自動車のターボ交換工賃は約2万4千円、これにリビルト品や新品の部品代が加わります。

予防メンテナンスの方法

ターボの寿命を延ばすには、定期的なエンジンオイル交換が最も重要です。オイル交換は5,000km毎、または6か月毎のどちらか早い方で行うのが理想的です。

また、エアクリーナーの清掃も重要です。汚れたエアクリーナーはターボに負担をかけるため、定期的な点検と交換を心がけましょう。走行後はすぐにエンジンを止めず、1〜2分程度アイドリングしてターボを冷ますことも効果的です。

ATトランスミッションの不具合

3速固定になる原因

パジェロミニのオートマチックトランスミッション(AT)は、経年劣化により変速不良を起こすことがあります。特に多いのが3速固定の症状で、発進時の加速が鈍くなります。

この問題の原因は、AT内部の電子部品や油圧回路の劣化です。シフトソレノイドの動作不良やECU(エンジンコントロールユニット)の故障により、適切な変速制御ができなくなります。

変速ショックや異音の症状

ATの不調では、変速時のショックが大きくなったり、ギアチェンジ時に異音が発生したりします。これらの症状は、AT内部のクラッチやバンドの摩耗が原因の場合が多いです。

症状が軽いうちであれば、ATフルードの交換で改善することもあります。しかし、症状が進行している場合は、AT本体のオーバーホールや交換が必要になることもあります。

AT故障時の修理費用相場

ATの修理費用は故障の程度により大きく異なります。フルード交換程度であれば1万円前後ですが、内部部品の交換が必要な場合は10万円以上かかることもあります。

AT本体の交換が必要な場合は、中古品でも20万円以上の費用がかかります。このため、AT不調の症状が現れた車両は、購入を慎重に検討する必要があります。

ウォーターポンプとエンジン冷却系

冷却水漏れの兆候

ウォーターポンプはエンジンの冷却に欠かせない重要な部品ですが、パジェロミニでは故障しやすい箇所の一つです。長年の使用により内部のシールが劣化し、冷却水漏れを引き起こします。

冷却水漏れの兆候としては、駐車場に赤や緑の液体が漏れている、冷却水の減りが早い、エンジンルームから甘い匂いがするなどがあります。これらの症状を見つけたら、早めの点検が必要です。

オーバーヒートのリスク

ウォーターポンプが故障すると、エンジンの冷却ができなくなりオーバーヒートのリスクが高まります。オーバーヒートが発生すると、エンジン本体に重大なダメージを与える可能性があります。

水温計の針が上がりやすい、エンジンから異音がする、パワーが出ないなどの症状が現れたら、すぐに運転を停止して点検を受けましょう。早期発見・早期対応が、大きな故障を防ぐ鍵になります。

交換時期と費用の目安

ウォーターポンプの交換時期は一般的に10万km前後とされています。パジェロミニでも同様の時期に交換を検討するのが良いでしょう。

交換費用は部品代と工賃を合わせて1万5千円から3万円程度が相場です。タイミングベルトと同時に交換する場合は、工賃を節約できるため、まとめて交換するのがおすすめです。

プロペラシャフトとドライブ系

4WDシステムの構造

パジェロミニの4WDモデルには、前後の車軸に動力を伝えるプロペラシャフトが搭載されています。このシャフトにより、前輪と後輪の両方に駆動力を伝達し、優れた悪路走破性を実現しています。

プロペラシャフトの両端にはユニバーサルジョイントがあり、駆動力を効率よく伝達する役割を果たしています。しかし、この部分は可動部品のため、経年劣化により不具合が生じやすい箇所でもあります。

ジョイント部分の劣化

プロペラシャフトのジョイント部分は、ブーツ(ゴム製のカバー)で保護されていますが、このブーツが劣化して破れることがあります。ブーツが破れると内部にゴミや水が侵入し、ジョイント部分の摩耗が早く進みます。

特にオフロード走行が多い車両では、泥や砂がブーツに付着し劣化を早める原因になります。定期的な点検で、ブーツの亀裂や破れがないかチェックすることが大切です。

異音や振動の対処法

プロペラシャフトの不調では、走行中に「カラカラ」という異音や振動が発生します。これらの症状が現れたら、早めに整備工場で点検を受けましょう。

軽度の場合はグリスアップで改善することもありますが、ジョイント部分の摩耗が進んでいる場合は部品交換が必要です。放置すると走行中に突然故障する可能性もあるため、早めの対処が重要です。

エンジンの耐久性と寿命について

NAエンジンとターボエンジンの違い

パジェロミニのNAエンジンは、構造がシンプルで故障が少ないのが特徴です。ターボのような複雑な機構がないため、メンテナンスも比較的簡単で、長期間安定して使用できます。

一方、ターボエンジンはパワフルですが、高温・高圧で動作するため部品への負担が大きくなります。適切なメンテナンスを行えば耐久性に問題はありませんが、オイル交換などの頻度を高める必要があります。

10万キロ・20万キロ・30万キロ超えの実態

パジェロミニのエンジンは、適切なメンテナンスを行えば10万kmは問題なく走行できます。20万km超えでも調子良く走っている個体は珍しくありません。

30万kmを超える高走行車でも、エンジン本体に大きな問題がない場合があります。ただし、高走行車では周辺部品の劣化が進んでいるため、購入時には入念なチェックが必要です。エンジンオイルやタイミングベルトの交換履歴を確認することが重要です。

エンジンオイル管理の重要性

パジェロミニのエンジンを長持ちさせるには、エンジンオイルの管理が最も重要です。特にターボ車では、オイルの劣化がターボチャージャーの故障に直結するため、定期交換は欠かせません。

オイル交換の目安は、NAエンジンで1万km毎または1年毎、ターボエンジンで5千km毎または6か月毎です。オイルフィルターも同時に交換することで、エンジン内部を清潔に保つことができます。

その他の故障しやすい箇所

電装系のトラブル

パワーウィンドウの不調

パジェロミニでは、パワーウィンドウスイッチの接触不良が起きやすいことが知られています。スイッチを押しても窓が動かない、動きが鈍いなどの症状が現れます。

この問題は、スイッチ内部の接点が汚れや摩耗により接触不良を起こすことが原因です。軽度の場合は接点復活剤で改善することもありますが、症状が進んでいる場合はスイッチ交換が必要になります。

エアコンの故障パターン

パジェロミニのエアコンシステムも、経年劣化により不調を起こしやすい部分です。エアコンが効かない、異音がする、変な臭いがするなどの症状が現れることがあります。

エアコンの故障で多いのは、コンプレッサーの不良やガス漏れです。修理費用は故障箇所により異なりますが、コンプレッサー交換の場合は10万円以上かかることもあります。

オルタネーターの劣化

オルタネーター(発電機)の故障も、パジェロミニでよく見られるトラブルの一つです。バッテリー警告灯の点灯、エンジン回転数に合わせた異音、バッテリー上がりなどの症状が現れます。

オルタネーターが故障すると、走行中にバッテリーが充電されなくなり、最終的にはエンジンが停止してしまいます。交換費用は5万円から8万円程度が相場です。

足回りとサスペンション

ブッシュ類の劣化

パジェロミニの足回りでは、各部のブッシュ(ゴム製の緩衝材)が劣化しやすいことが知られています。スタビライザーリンクのブッシュは特に劣化が早く、亀裂や硬化により機能を失います。

ブッシュが劣化すると、走行中の異音や乗り心地の悪化につながります。車検時に指摘されることも多く、交換費用は部品代と工賃を合わせて2万円程度です。

ショックアブソーバーの寿命

ショックアブソーバーは走行距離5万km程度で劣化が始まり、10万kmを超えると交換時期を迎えます。オイル漏れや減衰力の低下により、乗り心地が悪化します。

パジェロミニのような重量のある車では、ショックアブソーバーへの負担が大きく、一般的な軽自動車よりも早く劣化する傾向があります。4本セットで交換する場合、費用は10万円前後が相場です。

乗り心地への影響

足回り部品の劣化は、乗り心地に大きな影響を与えます。ブッシュの劣化により異音が発生し、ショックアブソーバーの劣化により突き上げ感が強くなります。

これらの部品は安全性にも関わるため、症状が現れたら早めの交換が必要です。定期点検で状態をチェックし、計画的に交換することで、快適な乗り心地を維持できます。

ボディとサビの問題

雪国での使用リスク

雪国で使用されたパジェロミニは、融雪剤の影響でサビが進行しやすくなります。特に下回りやフレーム部分は、塩分により腐食が進みやすい箇所です。

購入時には下回りの状態を必ずチェックし、サビの進行具合を確認しましょう。表面的なサビであれば問題ありませんが、構造部分に及ぶサビがある場合は避けた方が無難です。

リアフェンダー周りの腐食

パジェロミニで特に注意したいのが、リアフェンダー周りの腐食です。この部分は泥や汚れが蓄積しやすく、裏側から腐食が進行することがあります。

外から見て塗装の浮きがある場合は、内側からサビが進んでいる可能性が高いです。腐食の修理は費用がかさむため、購入前に入念にチェックすることが大切です。

下回りの点検ポイント

中古車購入時には、下回りの点検を必ず行いましょう。フレームやサスペンション取り付け部、マフラー周辺などを重点的にチェックします。

軽度のサビであれば防錆処理で対応できますが、穴が開いているような重度の腐食がある場合は、購入を見送ることをおすすめします。専門家に診断を依頼するのが確実です。

中古車購入時のチェックポイント

走行距離別の注意点

5万キロ未満の車両

走行距離5万km未満のパジェロミニは、まだ大きな故障のリスクは低い状態です。ただし、年式が古い場合は経年劣化による不具合が起きている可能性があります。

特に注意したいのは、ゴム製部品の劣化です。ブーツ類やホース類は走行距離に関係なく劣化するため、亀裂や硬化がないかチェックしましょう。また、バッテリーやタイヤの状態も確認が必要です。

10万キロ前後の車両

10万km前後の車両では、主要部品の交換時期を迎えているものが多くなります。タイミングベルト、ウォーターポンプ、プラグなどの消耗品が交換されているかを確認しましょう。

この走行距離では、ATの不調やターボの劣化が現れ始める時期でもあります。試乗時には変速の感触やエンジンの調子を入念にチェックすることが重要です。

15万キロ以上の高走行車

15万km以上の高走行車では、エンジンや駆動系の主要部品に劣化が進んでいる可能性があります。整備記録を確認し、どのような部品が交換されているかをチェックしましょう。

高走行車でも、適切にメンテナンスされていれば問題なく使用できます。むしろ、きちんと整備されている高走行車の方が、メンテナンス不足の低走行車よりも安心な場合もあります。

修復歴と事故歴の見極め方

修復歴のある車両は、フレームや骨格部分に損傷があった車です。パジェロミニのような頑丈な車でも、修復歴がある場合は将来的な不具合のリスクが高まります。

事故歴の見極めには、ボディパネルの隙間や塗装の色合いをチェックします。修復箇所は塗装の質感が異なることが多く、よく観察すれば判別できます。販売店に詳細を確認し、納得できない場合は購入を避けましょう。

整備記録の確認方法

整備記録簿(メンテナンスノート)は、車の健康状態を知る重要な資料です。どのような整備が行われ、どの部品が交換されているかを確認できます。

記録簿がない車両や、整備履歴が不明な車両は避けた方が無難です。特にパジェロミニのような古い車では、整備履歴の有無が車の状態を大きく左右します。信頼できる整備工場で定期的にメンテナンスされている車両を選びましょう。

試乗時に確認すべき項目

試乗時には、エンジンの始動性、アイドリングの安定性、加速時のパワー感をチェックします。異音や振動がないか、ハンドルの直進性に問題がないかも重要なポイントです。

ATの変速フィーリングも必ず確認しましょう。スムーズに変速するか、変速ショックが大きすぎないかをチェックします。4WDの動作確認も可能であれば行い、切り替えが正常に作動するかを確認します。

購入後のメンテナンス計画

定期点検で重視すべき項目

パジェロミニを長く乗るには、定期的な点検が欠かせません。エンジンオイル、冷却水、ブレーキフルードなどの液類は定期的に交換し、ベルト類やホース類の状態もチェックします。

特に重要なのは、ターボ車のオイル管理とATフルードの状態確認です。これらの液類は車の心臓部に関わるため、劣化する前に交換することが大切です。

部品交換の優先順位

限られた予算で効率的にメンテナンスするには、優先順位を決めることが重要です。安全に関わるブレーキ系統や、故障すると走行不能になるエンジン関連部品を最優先にします。

次に、故障すると修理費が高額になる部品(ターボ、AT、エアコンなど)の予防整備を行います。最後に、快適性に関わる部品(内装、足回りなど)の整備を計画的に進めます。

年間維持費の目安

パジェロミニの年間維持費は約26万円程度が目安です。内訳は自動車税、保険料、燃料代、メンテナンス費用などです。軽自動車なので税金は安いですが、燃費が良くないため燃料代がかさみます。

高走行車や古い車両では、メンテナンス費用が増える傾向があります。年間10万円程度の修理費を見込んでおくと、突発的な故障にも対応できるでしょう。

長く乗るためのコツ

運転時の注意点

パジェロミニを長持ちさせるには、運転方法も重要です。急加速や急ブレーキを避け、エンジンに負担をかけない運転を心がけましょう。特にターボ車では、走行後すぐにエンジンを止めず、少しアイドリングしてターボを冷ますことが大切です。

4WDの使用も必要最小限に留めることで、駆動系部品の寿命を延ばすことができます。舗装路では2WDで走行し、悪路や雪道でのみ4WDを使用するのが理想的です。

保管環境の工夫

車の保管環境も耐久性に大きく影響します。可能であれば屋根のある場所に保管し、直射日光や雨から車を守りましょう。特にゴム製部品は紫外線により劣化が進むため、カバーをかけるだけでも効果があります。

長期間使用しない場合は、バッテリーの管理も重要です。月に1回程度はエンジンをかけ、各部を動かすことで、部品の固着や劣化を防ぐことができます。

信頼できる整備工場の選び方

パジェロミニのような古い車を維持するには、信頼できる整備工場との付き合いが欠かせません。三菱車に詳しく、パジェロミニの整備経験が豊富な工場を選びましょう。

部品の調達能力も重要なポイントです。生産終了から時間が経っているため、部品の入手が困難な場合もあります。リビルト品や中古部品も活用できる工場であれば、維持費を抑えることができます。

パジェロミニを避けるべきケース

予算が限られている場合

パジェロミニは購入価格は安くても、維持費がかかる車です。特に高走行車や状態の悪い車両では、購入後に多額の修理費が必要になる可能性があります。

予算が限られている場合は、より新しい軽自動車を選ぶか、状態の良いパジェロミニが予算内で見つかるまで待つことをおすすめします。安い車両に飛びつくと、結果的に高くつくことが多いです。

燃費を重視する場合

パジェロミニの燃費は、最新の軽自動車と比べると劣ります。特にターボ車は燃料消費が多く、日常使いでは燃料代がかさみます。

燃費を重視する場合は、現行の軽自動車を選ぶ方が経済的です。パジェロミニは燃費よりも走破性や個性を重視する人に適した車と言えるでしょう。

最新の安全装備が必要な場合

パジェロミニには、現在標準的な安全装備(自動ブレーキ、車線逸脱警報など)は搭載されていません。安全装備を重視する場合は、現行の軽自動車を選ぶべきです。

ただし、基本的な安全性能(衝突安全性など)は確保されているため、注意深い運転を心がけることで安全に使用できます。

まとめ:パジェロミニとの上手な付き合い方

パジェロミニは「壊れやすい」と言われることもありますが、実際には軽自動車の中では耐久性の高い車です。ただし、経年劣化による特定部品の故障は避けられないため、購入時の見極めと購入後のメンテナンスが重要になります。

中古車選びでは、整備記録の確認と実車の状態チェックを怠らず、信頼できる販売店から購入することが大切です。購入後は定期的なメンテナンスを心がけ、故障の兆候を早期に発見することで、長く安心して乗り続けることができるでしょう。

適切な知識と準備があれば、パジェロミニは魅力的な相棒になってくれる車です。本格的な4WD性能と個性的なスタイリングを楽しみながら、カーライフを満喫してください。